“Paul Bley with Gary Peacock” (1963, 1968) Paul Bley
Paul Bley (Piano) Gary Peacock (Bass)
Paul Motian, Billy Elgart (Drums)
Paul Motian、Gary Peacockを中心とした、あの時代の少し変わったジャズ。
ECMの制作ですが、録音は別の時代なのだと思います。
Paul Motian 参加のピアノトリオの聖典“Waltz for Debby” (1961)、そしてGary Peacockも参加した”Trio '64” (1964) Bill Evansから遠くない時期の録音。
ベースはScott LaFaroを想わせるような激しい動き。
普通のジャズのようで、モダンジャズとは何か異質な美しさを散りばめながら、さらに微妙にズレていくようなピアノ。
ベースはScott LaFaroを想わせるような激しい動き。
普通のジャズのようで、モダンジャズとは何か異質な美しさを散りばめながら、さらに微妙にズレていくようなピアノ。
二人の動きを意識していないようにも聞こえる、淡々と静かにビートを刻むクールなドラム。
アコースティック4ビートのモダンジャズですが、なんだか変わっています。
美しいようでザラついていて、変なようでやはり美しい不思議なバランスは、後のKeith Jarrettのバンドにつながっていくような音。
美しいようでザラついていて、変なようでやはり美しい不思議なバランスは、後のKeith Jarrettのバンドにつながっていくような音。
Ornette Coleman二曲にPaul Bley二曲、因縁のAnnette Peacock二曲にその他何曲か。
フリーな場面は多くはありませんが、何か三者が微妙にズレていくような、不思議なバランス。
普通なようで何か違う、稀代のスタイリストお三方のクリエイティビティとクールネス。
1960年代と1970年代、モダンジャズとフリージャズ、さらに後のジャズを繋ぐような一作。
※近い時期の演奏から。
posted by H.A.