“On Broadway Volume 3” (1991) Paul Motian
Paul Motian (drums)
Joe Lovano (tenor saxophone) Bill Frisell (electric guitar) Charlie Haden (bass) Lee Konitz (alto saxophone)
Paul Motianトリオ+αのブロードウェーミュージックの第三弾。
“On Broadway Volume 1” (1988), “On Broadway Volume 2” (1989)と同じく, 楽し気でほんの少し妖し気なスタンダード集。
本作の目玉は大ベテランLee Konitzのアルトサックスの参加。
フワフワしたテナーサックスに対して、シャープなアルト。
ここまでのアルバムと比べてシャキッとした感じのジャズ、よりオーソドックスに聞こえるかもしれません。
ここまで名人が揃ってバンドとしても落ち着いてくると、オーソドックスであっても極めて上質なジャズサウンド。
Bill Frisellのギターは相変わらずフワフワしているのですが、ジャズサウンドの中に溶け込んで、不思議感が少なくなった感じがするのは聞き手側の慣れでしょうか?
Paul Motianも気持ちよさそうにジャズドラマーに徹しています。
ってな感じで、十分にオーソドックスなジャズ。
そのあたりで好みが分かれる・・・のではなく、普通のジャズファンにも好まれる一作、かな?
posted by H.A.