H.A.の私的ベストアルバム30作。
不定期、気まぐれに更新します。(2017/12/31更新)
“Death and the Flower” (1974) Keith Jarrett
1970年代のKeith Jarrett諸作は、モダンジャズ、フリージャズ、ロック、フォーク、クラシックが交錯する、最高のフュージョンミュージック。
静かに漂うように始まり、紆余曲折、徐々にテンションを上げながらゴスペルチックな陶酔感で締める、1970年代Keith Jarrettの様式美、そのコンボ版。
“Still Life (Talking)” (1987) Pat Metheny Group
Pat Metheny Groupの決定盤。
軽やかでしっとりしていてドラマチック。
強い浮遊感とヒタヒタと迫ってくるビート、凄まじい疾走のインプロビゼーション・・・
もっと凄いのもありますが、これが一番いいなあ。
“'Round About Midnight” (1955) Miles Davis
モダンジャズを一作なら、これですかねえ・・・
クールでハードボイルドでグルーヴィー。
ジャズのカッコよさが凝縮された一作。
“Live At The Fillmore East (March 7, 1970) - It's About That Time” (Mar.1970) Miles Davis
激烈、痛快、エネルギー放出型ジャズ~ファンク。
“Lovers” (1988) David Murray
この人のテナーは黒い。
ぶっとくて艶々と黒光りするような音に、サブトーンたっぷり。
一音だけでぶっ飛ぶ強烈なバラード集。
“A Thousand Nights And A Night: Red Nights” (1996) Kip Hanrahan
“Rosa” (2006) Rosa Passos
現代最高のボサノバシンガーの全編ギター弾き語り。
優しくしっとりとした声に、少し遅れ気味に音が置かれていく柔らかなギター。
哀しげで儚げだけども、前向きなサウダーヂ。
静謐で穏やかな最高のボサノバ。
“Carlos Aguirre Grupo (Violeta)” (2008) Carlos Aguirre Grupo
ドラマチックなアルゼンチン・プログレッシブ・フォルクロレリック・コンテンポラリー・ジャズ。
美しく哀し気なメロディと繊細なピアノ、必殺のギターのユニゾン、コーラス・・・
そして強烈な高揚感、陶酔感。
激しくハイテンションながら、ひたすら美しい。
これまた1970年代Keith Jarrettの様式美、コンボ版、その決定盤はこちらでしょうか?
沈痛で美しくてドラマチック、さらに激烈。
沈痛度、激烈度、妖しさ、深刻さ、そして美しさ最高。
“La Scala” (Feb.13.1995) Keith Jarrett
もがきながら進むような音、徐々に形を変えながら長い長い時間を掛けて到達する、とてつもなく美しい結末・・・
フリージャズ混じりのとっつきにくさゆえ、応用編なのかもしれませんが、その先には桃源郷が・・・
座して聞くべき一作。
アートです。
“Cycles” (1981) David DarlingPat Metheny Groupの決定盤。
軽やかでしっとりしていてドラマチック。
強い浮遊感とヒタヒタと迫ってくるビート、凄まじい疾走のインプロビゼーション・・・
もっと凄いのもありますが、これが一番いいなあ。
“'Round About Midnight” (1955) Miles Davis
モダンジャズを一作なら、これですかねえ・・・
クールでハードボイルドでグルーヴィー。
ジャズのカッコよさが凝縮された一作。
“Live At The Fillmore East (March 7, 1970) - It's About That Time” (Mar.1970) Miles Davis
激烈、痛快、エネルギー放出型ジャズ~ファンク。
聞いているほうの血管が切れてしまいそうな音楽。
この期の作品はどれもサイコーなのですが、激烈Wayne Shorter参加の発掘音源をピックアップ。
この期の作品はどれもサイコーなのですが、激烈Wayne Shorter参加の発掘音源をピックアップ。
“Lovers” (1988) David Murray
この人のテナーは黒い。
ぶっとくて艶々と黒光りするような音に、サブトーンたっぷり。
一音だけでぶっ飛ぶ強烈なバラード集。
“A Thousand Nights And A Night: Red Nights” (1996) Kip Hanrahan
超絶グルーヴのコンガに、激烈ピアノ、狂気のバイオリンにあの世から聞こえてくるようなウイスパーボイス。
とてもとても妖しいアフロキューバンジャズファンク。
おまけに、とてもとてもオシャレ。
とてもとても妖しいアフロキューバンジャズファンク。
おまけに、とてもとてもオシャレ。
“The Sign” (2002) Carsten Dahl
知る人ぞ知るヨーロピアンコンテンポラリージャズピアノトリオの最高峰?
妖しさ120%、凄まじい緊張感。
妖しいまでに美しいピアノと超弩級に激烈なベース。
浮遊と疾走、静謐と激情が交錯する、凄まじいピアノトリオ。
知る人ぞ知るヨーロピアンコンテンポラリージャズピアノトリオの最高峰?
妖しさ120%、凄まじい緊張感。
妖しいまでに美しいピアノと超弩級に激烈なベース。
浮遊と疾走、静謐と激情が交錯する、凄まじいピアノトリオ。
“Rosa” (2006) Rosa Passos
現代最高のボサノバシンガーの全編ギター弾き語り。
優しくしっとりとした声に、少し遅れ気味に音が置かれていく柔らかなギター。
哀しげで儚げだけども、前向きなサウダーヂ。
静謐で穏やかな最高のボサノバ。
ドラマチックなアルゼンチン・プログレッシブ・フォルクロレリック・コンテンポラリー・ジャズ。
美しく哀し気なメロディと繊細なピアノ、必殺のギターのユニゾン、コーラス・・・
そして強烈な高揚感、陶酔感。
激しくハイテンションながら、ひたすら美しい。
“Chicken Skin Music” (1976) Ry Cooder
これまたとてもとてもレイドバックしたアメリカンロック。
スライド、ドブロなどなど、ルーズなギターが心地よさ最高。
ゆるーくて、のほほんとしていて、郷愁感があって・・・
テキサスとメキシコと南米、そしてハワイはつながっているんでしょうねえ・・・
・↑ best10・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これまたとてもとてもレイドバックしたアメリカンロック。
スライド、ドブロなどなど、ルーズなギターが心地よさ最高。
ゆるーくて、のほほんとしていて、郷愁感があって・・・
テキサスとメキシコと南米、そしてハワイはつながっているんでしょうねえ・・・
・↑ best10・・・・・・・・・・・・・・・・・・
“The Köln Concert” (Jan.1975) Keith Jarrett
1970年代Keith Jarrettの様式美、そのソロピアノ版、その紛うことなき決定盤。
“The Survivor's Suite” (1976) Keith Jarrett1970年代Keith Jarrettの様式美、そのソロピアノ版、その紛うことなき決定盤。
これまた1970年代Keith Jarrettの様式美、コンボ版、その決定盤はこちらでしょうか?
沈痛で美しくてドラマチック、さらに激烈。
沈痛度、激烈度、妖しさ、深刻さ、そして美しさ最高。
“La Scala” (Feb.13.1995) Keith Jarrett
もがきながら進むような音、徐々に形を変えながら長い長い時間を掛けて到達する、とてつもなく美しい結末・・・
フリージャズ混じりのとっつきにくさゆえ、応用編なのかもしれませんが、その先には桃源郷が・・・
座して聞くべき一作。
アートです。
美しいピアノ、激しいサックス、妖しげなシタール、とても哀しげなチェロ。
フリー混じりの妖しい演奏の中に、激甘ベタベタのメロディがいくつか。
ECMから一作を選ぶとすればこれ・・・ってなのはマニアックにすぎますか・・・?
”The Way Up” (2003,2004) Pat Metheny Group
勇壮、激烈、ドラマチックなすさまじい音楽。
よくも、まあ、ここまで凄いジャズフュージョンミュージックがあったものです。
ここまでくると最高のアート。
約70分、映画を見るつもりで座して聞きましょう。
“Exotica” (1993) Kip Hanrahan
アフロキューバンなジャズファンク。
Don Pullenの鍵盤を中心とした最高にカッコいいトリオに妖しいささやきボイス。
シンプルながら強烈なグルーヴ。
とても危ないダンスミュージック。
“John Abercrombie Quartet” (Nov.1979) John Abercrombie Quartet
強烈な浮遊感のルバートあり、疾走ありのハイテンションジャズギターカルテット。
強烈な浮遊感のルバートあり、疾走ありのハイテンションジャズギターカルテット。
妖しくて美しくて、グルーヴィー。
ギターとピアノは言わずもがな、ドラムとベースも最高の演奏。
さらにオリジナルのジャケットが最高なんだけどなあ・・・
“Pasodoble” (2006,2007) Lars Danielsson & Leszek Możdżer
ギターとピアノは言わずもがな、ドラムとベースも最高の演奏。
さらにオリジナルのジャケットが最高なんだけどなあ・・・
“Pasodoble” (2006,2007) Lars Danielsson & Leszek Możdżer
稀代のメロディメーカーと氷のように冷たく鋭いピアノのDuo。
懐かしくて美しいメロディ、コードに乗った、とてつもない透明感の美しい音。
零れ落ちるような儚さと疾走の交錯がカッコいい。
ポップなようで強い陰影、不思議な寂寥感が漂う音楽。
BGMにもなるし、じっくり聞けば現代ヨーロッパの若手陣の凄みが見える作品。
これだけ聞きやすくて深い作品は希少。
“Volver” (1986) Enrico Rava, Dino Saluzzi
イタリアの巨匠とアルゼンチンの巨匠の共演。
ハイテンションなコンテンポラリージャズ。
ダークさとスタイリッシュさと、サウダーヂが交錯するジャズ。
零れ落ちるような儚さと疾走の交錯がカッコいい。
“Magico:Carta de Amor” (1981) Magico
北欧、南米、アメリカのフュージョンミュージック。
同メンバーでのちょっとキツメのスタジオ録音諸作に対して、マイルドな質感の本作。
北欧、南米、アメリカのフュージョンミュージック。
同メンバーでのちょっとキツメのスタジオ録音諸作に対して、マイルドな質感の本作。
あの時代のハイテンションな音源ながら、サラリと聞けるのが21世紀型ECM、新しいECMマジック。
名曲揃いに加えて、名人たち三者三様の交わるようで交わらない危ういバランスがカッコいい。
“Playground” (2007) Manu Katché名曲揃いに加えて、名人たち三者三様の交わるようで交わらない危ういバランスがカッコいい。
ポップなようで強い陰影、不思議な寂寥感が漂う音楽。
BGMにもなるし、じっくり聞けば現代ヨーロッパの若手陣の凄みが見える作品。
これだけ聞きやすくて深い作品は希少。
“Volver” (1986) Enrico Rava, Dino Saluzzi
イタリアの巨匠とアルゼンチンの巨匠の共演。
ハイテンションなコンテンポラリージャズ。
ダークさとスタイリッシュさと、サウダーヂが交錯するジャズ。
“Tribe”(2011)Enrico Rava
イタリアのスタイリストの近年作。
何をやってもカッコいいのですが、本作はバラードを中心としたアルバム。
それもルバートでのスローバラードがたっぷり。
スタイリッシュ&ハードボイルド。
“Antigas Cantigas” (1999) Renato Motha, Patricia Lobato
ブラジリアン男女Duoのとても優しいMPB。
透明度の高い天使のような女声に優しい男声。
音数を抑えたシンプルでゆったりとした音の流れ。
なぜかハワイ的な楽園ムード。
全てが弛緩してしまいそうな優しい音。
イタリアのスタイリストの近年作。
何をやってもカッコいいのですが、本作はバラードを中心としたアルバム。
それもルバートでのスローバラードがたっぷり。
スタイリッシュ&ハードボイルド。
“Antigas Cantigas” (1999) Renato Motha, Patricia Lobato
ブラジリアン男女Duoのとても優しいMPB。
透明度の高い天使のような女声に優しい男声。
音数を抑えたシンプルでゆったりとした音の流れ。
なぜかハワイ的な楽園ムード。
全てが弛緩してしまいそうな優しい音。
“De Arvores E Valsas” (2008) Andre Mehmari
ワルツを中心とした優雅な浮遊感が全編に漂うブラジリアン・クラシカル・ジャズ&MPB。
ワルツを中心とした優雅な浮遊感が全編に漂うブラジリアン・クラシカル・ジャズ&MPB。
ボーカリストを交えた柔らかなジャズ~ポップスと、クラシック色が交錯する構成。
全編、優雅で優しくて上品、少々の幻想と興奮を加えた絶妙のバランスの一作。
全編、優雅で優しくて上品、少々の幻想と興奮を加えた絶妙のバランスの一作。
“Dos ríos” (2008) Andrés Beeuwsaert
アルゼンチンサウダーヂなコンテンポラリージャズ、あるいはジャズ寄りの現代フォルクローレ。
ブラジル系とは少しニュアンスが違う、ゆったりとしたワルツなフォルクローレビートの浮遊感と、遠くを眺めているような郷愁感。
幻想的なスキャットに柔らかな管楽器、そして儚げで美しいピアノの絡み合いはジワジワときます。
アルゼンチンサウダーヂなコンテンポラリージャズ、あるいはジャズ寄りの現代フォルクローレ。
ブラジル系とは少しニュアンスが違う、ゆったりとしたワルツなフォルクローレビートの浮遊感と、遠くを眺めているような郷愁感。
幻想的なスキャットに柔らかな管楽器、そして儚げで美しいピアノの絡み合いはジワジワときます。
“Naissance” (2012) François Morin
一時期のPat Metheny Groupのサウンドを現代の感覚でよみがえらせたような音。
ヒタヒタと迫ってくるようなビートに、南米的サウダーヂの哀しげながら前向きな空気感、郷愁感。
強い浮遊感の音の流れの中のときおりの強烈な疾走とグルーヴ。
繊細ながら興奮、高揚の一作。
"Caravanserai" (Feb-May.1972) Santana
とても妖しげな最高のジャズフュージョン。
しっとりした質感とヒタヒタと迫ってくるようなビートは、他のロック作品とは全く異質。
妖しさに加えて、強烈な疾走とラテンな高揚感、さらにドラマチック。
"There's One in Every Crowd" (1974,1975) Eric Clapton
とてもレイドバック(懐かしい!)したロック。
埃っぽくてゆるーいようで、実はものすごく洗練された音。
気楽に聞けるし、スカスカなようで骨太な演奏と繊細な歌の最高のバランス。
“Diamond Life” (1984) Sade
大ヒットしたポップス・・・なんて括りは表面的。
ポップながらダーク、オシャレなようで危険、チャラいようで深い・・・
1980年代、スタイリッシュなブリティッシュソウルのカッコよさ、そして妖しさが凝縮された一作。