吉祥寺JazzSyndicate

 吉祥寺ジャズシンジケートは、東京、吉祥寺の某Barに集まるJazzファンのゆるーいコミュニティです。  コンテンポラリーJazzを中心に、音楽、アート、アニメ、カフェ、バー、面白グッズ、などなど、わがままに、気まぐれに、無責任に発信します。

2016年02月

【Disc Review】“Mojave” (2011) Roni Ben-Hur, Nilson Matta

“Mojave” (2011) Roni Ben-Hur, Nilson Matta
Roni Ben-Hur (guitar) Nilson Matta (bass)
Vintor Lewis (drums) Cafe(percussion)

ニルソン マッタ
ロニ ベン・ハー





 ブラジル人ベーシストNilson Matta。ジャズギタリストとの共演盤。
 このアルバム、彼が所属する有名バンドTrio Da Pazよりもはるかにジャズ寄り。
 クリーントーンのエレキギター、ウッドベース、軽快なサンバっぽいドラム、パーカッション。
 洗練された感じのブラジリアンジャズ~フュージョンのTrio Da Pazに対して、このアルバムはちょっとヤクザな感じ。
 ギターがジャズだから?パーカッションが入っているから?ドラムがジャズのVictor Lewisだから?うーん、どうだろ?
 いずれにしてもこのサジ加減の音が気持ち良くていい感じ。
 ほどほど都会的、でも洗練され過ぎているわけではない。パーカッションがほどよく効いたノリノリのブラジリアン・グルーヴ、ギターは攻めまくり、スリリングなスピード感、それでも上品な質感。
 Trio Da Paz、一時期のPat Methenyあたりに柔らかげなリズムとスピード感は共通。でも、このアルバムはもっとラフで、ソリッド、よりジャズっぽい。
 普通のジャズとは一味違う、よりしなやかで柔らかで、気持ちいいギタージャズ。




posted by H.A.

【Disc Review】”TALISMAN” (2014) Sammy Figueroa & Glaucia Nasser

”TALISMAN” (2014) Sammy Figueroa & Glaucia Nasser
Glaucia Nasser (vocals) Sammy Figueroa (percussion)
Chico Pinheiro & Michi Ruzitschka (guitar) Bianca Gismonti (piano) Fernando Rosa (bass) Bernardo Aguiar (pandeiro) Chrystian Galante (percussion)

Talisman
Sammy Figueroa & Glaucia Nasser
Savant
2014-09-09
グラウシア ナッセール
サミー フィゲロア

 ブラジルの女性ボーカリストとアメリカのパーカッショニストがリーダーのブラジリアン・ポップス、MPB。
 ナチュラル、かつほどほど都会的ないい感じのMBP。
 MPB、ナチュラルな感じの音、ロック、ポップ色の強い音、デジタル入った派手目の音、に分かれそう。うまくナチュラル系を見つければ、サンバ系、ボッサ系、ミナス系に関わらず、当たりが多いのが経験則。
 これはもちろんナチュラル系。
 とりあえずギターにChico Pinheiroが入るとハズレがないなあ。さらにピアノに Bianca Gismontiが参加していたりもします。いずれも2曲のみですが。
 ボーカルはブラジル定番のハスキーで落ち着いた声、決して怒鳴らない上品で優しい歌。
 パーカッションはフュージョン系の大御所?ここではこれまた上品にスッキリと。
 彼の音が都会的ラテンな雰囲気を醸し出しているのでしょうかね。
 さらにベースがカッコいい。
 ファンク系の人なのでしょうかね。ちょっと固めと思いきや、しなやかで強烈なグルーブ。
 曲はメンバーのオリジナルを含めて最近のブラジルの曲が中心、著名な曲はありませんが、どれも哀愁感が漂う素敵なメロディばかり。
 優しげな声、柔らかくてしなやかなリズム、グルーブ、明るい雰囲気の中のほのかな哀愁感、カッコいいインプロビゼーション。
 さりげなくブラジル音楽のいいところが詰まった素敵なアルバム。




posted by H.A.

【Disc Review】“Nova” (2008) Chico Pinheiro & Anthony Wilson

"Nova” (2008) Chico Pinheiro & Anthony Wilson
Chico Pinheiro, Anthony Wilson (Guitar)
Fábio Torres (Piano) Paulo Paulelli, Marcelo Mariano (Bass) Edu Ribeiro (Drums) Armando Marçal (Percussion) Proveta (Clarinet) Matt Zebley, Vinícius Dorin (Flute) Proveta, Matt Zebley (Alto Sax) Vinícius Dorin, Matt Otto (Tenor Sax) Adam Schroeder, V. Dorin (Baritono Sax) Garrett Smith, Paulo Malheiros (Trombone) Gilbert Castelhanos, Daniel D'Alcântara (Trumpet, Flugel)

Nova
Chico Pinheiro
Goat Hill Recordings
2008-11-11
シコ ピニエロ
アンソニー ウイルソン

 ブラジリアンChico Pinheiro、アメリカンAnthony Wilsonの両ギタリストによるブラジリアン・フュージョン。
 穏やかなボッサ系リズムのピアノトリオに時折ホーンのアンサンブルを交えたサポートの上で、ギターが気持ちよさげにソロを繰り広げていきます。
 Fabio Torresのピアノも一級品。少ないスペースながら、表現力、瞬発力、グルーヴ感は抜群。只者では無い感が漂ってきます。
 オリジナル曲に加えてDorival Caymmi、João Donatoなどのブラジリアンスタンダード、穏やかで優しい曲揃い。
 そんなカッコいい音を背景に、主役のギタリストたち。
 Chico Pinheiro、もちろんガットギターもよいのですが、いつもながらにエレキギターがすごい。
 アップテンポ曲での高速フレーズの気持ちよさ。
 類似する人が思いつかないタイプで、ジャズとブラジリアン独特?の色が混ざり合い、ひょっとすれば一大スタイリストに化けるかも、と思っているんですがねえ。他にもいい録音がたくさん。
 Anthony Wilsonは何でもできそうな現代的Jazzギタリストっぽいけど、似たタイプだなあ。
 いい感じの絡み方。
 ほどほどのブラジルテイストと、ほどほどの洗練感が優雅で爽やか。
 とても素敵なブラジリアンフュージョン。




posted by H.A.

【Disc Review】“Chico Pinheiro” (2005) Chico Pinheiro

“Chico Pinheiro” (2005) Chico Pinheiro
Chico Pinheiro (Guitar, Vocals)
Fábio Torres, Rafael Vernet (Piano) Marcelo Mariano, Paulo Paulelli, Serginho Carvalho (Bass) Edu Ribeiro (Drums) Armando Marçal (Percussion) Paulo Sérgio Santos (Clarinet) Andréa Ernest Dias (Flute) João Bosco, Luciana Alves, Tatiana Parra (vocals)

Chico Pinheiro
Chico Pinheiro
Discmedi
2014-03-17
シコ ピニエロ

 ブラジリアンギタリストChico Pinheiro、2005年作。
 デビュー作?“Meia-Noite Meio-Dia”(2003)の延長線上、これまたカッコいいMBP、ブラジリアンフュージョン。
 シャープなオリジナル曲。
 ブラジルっぽい優しげで大らかな感じではなくて、現代的で洗練されたイメージ、リズムも少し早目。
 ギターも同様。
 ガットギターとエレキギターを取り混ぜながら、これまた洗練されたシャープな音。
 弾き始めるとどこまでも行ってしまいそうな疾走感。
 リズム隊も決して派手ではないけども、リーダーと同様、切れ味抜群な音。
 軽快でうるさくならない、でも推進力のあるドラム、ベースの作る静かながら強いグルーヴ、ツボ抑えた美しいピアノ。
 さらに、こちらはいかにもブラジルっぽい少し線が細めの本人のボーカル、本作でも多くの曲でフィーチャーされる限りなく透き通ったLuciana Alvesの儚げなボイス。
 この組み合わせ、バランスが秀逸。
 しなやかなブラジルのムードと郷愁が根底に流れる中での、静かなクールネス。
 Pat Metheny的でもToninho Horta的でもない、それらよりもジャズに寄った鋭い音。
 唯一無二のカッコよさ。




posted by H.A.

【Disc Review】“Camburi” (2012) Bruno Mangueira

“Camburi” (2012) Bruno Mangueira
Bruno Mangueira (guitars, vocal)
Fabio Torres (piano) Bruno Cardozo (keyboard & Rhodes) Sidiel Vieira (acoustic bass) Thiago Alves (electric bass) Celso de Almeida (drums) Gilson Peranzzetta (accordion) Robertinho Silva (percussion) Sidmar Vieira (flugelhorn) Joao Lenhari (trumpet, flugelhorn) Nicolai ILiev, Felipe Secamilli (viplin) Leila Pinheiro, Beth Bruno, Filo Machado (vocal)

Camburi
Bruno Mangueira
Tratore
2013-12-16
ブルーノ マンゲイラ

 ブラジルのギタリスト、第二作。
 今回は半数にボーカルをフィーチャーしたMPB~ブラジリアンフュージョン。
 多種多様だった前作“Bruno Mangueira” (2010) に比べて、スッキリ系、柔らか系MPB~ブラジリアンフュージョンにまとめています。
 ゲストに加えて本人のボーカルも渋めでいい感じ。
 主役はギターとボーカル、他の楽器はあくまでサポート。
 いかにもブラジル的な柔らかなグルーヴ、スッキリしたバンドサウンド。 前作では限られていたエレキギターのスペースが大きく増加した印象。アコースティックギターと丸っこいクリーントーンのエレキギターの絡みがいい感じ。
 柔らかくて浮遊感があって、Toninho Horta、Pat Methenyあたりのファンには受けるだろうなあ。
 曲は自作オリジナル中心、これまた柔らか系。粒ぞろいの佳曲ばかり。
 ボサノバはもちろん、ミナスっぽかったり、とても優しげな、いかにもな現代的ブラジルサウンド。
 同じくブラジルの若手ギタリストだと、少々テンション高めのChico Pinheiroに対して、あくまで柔らかなBruno Mangueiraってな感じ。
 とても爽やかで浮遊感のある素敵な音。
 表面上はあまり見えないジャズの香りが隠し味、かな。




posted by H.A.

【Disc Review】“Bruno Mangueira” (2010) Bruno Mangueira

“Bruno Mangueira” (2010) Bruno Mangueira
Bruno Mangueira (guitar)
Robertinho Silva (percussion) Nailor Proveta (saxphone, clarinet) Toninho Ferragutti (accordion) Léa Freire (flute) Tiago Costa (piano) Paulo Paulelli (contrabass) Edu Ribeiro (drums) Gabriel Grossi (harmonica) Toninho Horta (guitar) and others

Bruno Mangueira
Bruno Mangueira
Tratore
2010-02-24
ブルーノ マンゲイラ

 ブラジルのギタリスト、デビュー作。爽やか系のブラジリアンフュージョン。
 ゲストで参加しているToninho Hortaが師匠のようです。確かに音色や音の使い方が似た感じ。もう少しオーソドックス、ジャズ寄りな感じですかね。
 全体の印象はアコースティックフュージョンだけど、かなり多様な楽曲。
 オーケストラやらストリングスやらを要所に配置。
 Toninho的なエレキギターで始まり、ミナス的サウンドで来るのかと思いきや、現代的ジャズのビッグバンドが入ってみたり、ウッドベースがうなるジャズかと思っていると、アコースティックギターが爽やかなジャズサンバだったり、今度はサックスがいい感じのジャズバラードだったり・・・。
 そして締めは極めつけのToninho Hortaとの共演、いかにもな楽園サウンド。
 いろんな音を聞いて育った若者らしい作りだなあ。
 ブラジルの香り、ジャズの香りが交錯する、カッコいいブラジリアンフュージョン。




posted by H.A.

【Disc Review】“Dolphin Dance” (1994) Leonardo Amuedo, Hein Van de Geyn

“Dolphin Dance” (1994) Leonardo Amuedo, Hein Van de Geyn
Leonardo Amuedo (guitar) Hein Van de Geyn (bass)

Dolphin Dance
Leonardo Amuedo & Van De Geyn
Challenge
2015-09-08
レオナルド アムエド

 “Algum Lugar” (2013) Diana Horta Popoffに参加しているギタリストとオランダのベーシストのDuo。
 オランダ録音、ギタリストは、柔らかなムードからしてブラジルの人だろうと思っていたらウルグアイの人。近年はIvan Linsのバンドの人のようですね。
 曲目を眺めるとジャズスタンダード集なので、何となくありがちなモノかなと不安もあるのですが、ところがどっこい、これが素晴らしい演奏集。
 とてもキレイなクリーントーンのエレキギター。
 強めのエフェクティング(コーラス?)がとても涼しげ、スペーシーでいい感じ。
 今の季節には合わないのかもしれませんが、ジャケットの写真のような心地よさ。
 音の心地よさだと最右翼に来そうなアルバム。
 歪ませないMike Stern、Joe Beck、Chuck Loebあたりのイメージに近いのでしょう。
 フレージングはもちろん、微妙な音の使い方、作り方がうまいのかなあ。
 何か普通の人とは違うムード。 
 南米系をさんざんやった後でのジャズだからでしょうか。独特の浮遊感、柔らかさ。
 普通のスタンダード演奏が少し違ったものに聞こえます。
 ジャズスタンダードもいいですが、ブラジル曲をやるともっとカッコいいんだろうなあ。
 下の映像のようにね。




posted by H.A.

【Disc Review】“Algum Lugar” (2013) Diana Horta Popoff

“Algum Lugar” (2013) Diana Horta Popoff
Diana Horta Popoff (vocals , flute, electric piano)
Yuri Popoff (bass) Leonardo Amuedo (guitar) Lena Horta (flute) Marcello Martins, Wouter Wierda (sax) Bianca Gismonti (piano, vocal) Toninho Horta (guitar) Marcio Lomiranda (producer, programing) and others

Algum Lugar
Diana Horta Popoff
Delira Musica Brasil
2013-02-05
ダイアナ オルタ ポポフ

 ブラジルのボーカリストDiana Horta Popoffのブラジリアンポップス。
 どうもToninho Hortaの姪御さん、その他含めたサラブレッドのようです。
 叔父さんも参加の超現代的ミナスサウンド。
 パーカッションなし、リズムはコンピューター、クールで幻想的な音空間。
 さらにもう一つの土台はエレキギター。
 Toninho Horta、Leonardo Amuedoの出す艶やかで柔らかな音が漂う、フワフワとした音空間。
 その中にこれまた強い浮遊感のかわいらしい系ボイス。
 さらにフレットレスベースの柔らかなリズム、遠くで鳴るようなサックス、フルートが要所で彩りをつけるわ、締めにBianca Gismontiが出てくるわ・・・
 曲は全て本人のペンによる、浮遊感を醸し出すブラジリアンメロディ。
 全編浮遊感の塊。
 いやはやこれはすごい目っけ物、いや、ものすごく素晴らしい音楽。
 最高に心地よくてカッコいい、現代、あるいは未来的空気感も強い、ミナス~ブラジリアンポップス。






posted by H.A.

【Disc Review】“Naissance” (2012) François Morin

“Naissance” (2012) François Morin
François Morin (Drums)
Luiz Ribeiro (Guitar, Vocals) André Mehmari (Piano, Synth) Guilherme Ribeiro (Accordion) Neymar Dias (Acoustic Bass, Guitar, Mandolin) Deni Rocha (Cello) Léa Freire (Flute) Gabriel Grossi (Harmonica) Daniel Pires (Viola) Aramis Rocha, Robson Rocha (Violin) Sergio Santos, Tatiana Parra, Ivan Lins (Vocals)

Naissance
Francois Morin
Tratore Music Brasil
2013-02-05
フランソワ モラン 
アンドレ メマ

 André Mehmari と“Arapora” (2013)を共作したフランス人ドラマー、ブラジル人脈の豪華メンバーを集めた現代的、南米的音楽。
 柔らかなブラジル、ミナス、あるいはフォルクローレの香り、Pat Methenyの影、André Mehmariの色合い、さまざまな要素が混ざり合う質感。
 "Still Life"(1987)前後のPat Methenyサウンド、それをさらに南米に振ったイメージ。
 さまざまな形で交錯する、柔らかなブラジル的スキャット、アコーディオン、ギター、フルート・・・。
 切なげで可憐ながら、ときおり楽器の動きとユニゾンで疾走するTatiana Parraのボイス。
 要所で郷愁感を醸し出すアコーディオンの懐かしい音。
 そしてほぼ全編でフィーチャーされる圧倒的なAndré Mehmariのピアノ。
 天から舞い降りてきたり、穏やかに揺れながら周囲を舞ったり、強烈に疾走したり・・・
 全編柔らかなリズムながら、強烈なグルーヴ。
 アップテンポでは静かにヒタヒタと迫ってくるビート、先端コンテンポラリージャズのような複雑なビート、あるいはバラードではフォルクローレ的な緩やかなワルツ系、その他諸々。
 ほぼ、全曲リーダーFrançois Morinのオリジナル曲。
 すべての楽曲がメロディアス、センチメンタルながら、優雅で爽やか、前向き。
 穏やかに、切なげに、あるいは幻想的に始まり、優雅に展開しながら徐々にテンションを上げ、強烈な高揚感で結ぶ、ドラマチックな展開。
 フワフワと漂いながら、気がつけば桃源郷・・・そんな演奏が揃っています。
 すべて名曲、名演。
 すべての曲が短編のドラマのようなムード。
 そして全体を支配する南米的な郷愁感。
 素敵なジャケット、そのままの素敵な音楽。
 これは素晴らしいモノを見つけたかも。
 一大名アルバム。




posted by H.A.

【Disc Review】“Arapora” (2013) Andre Mehmari, Francois Morin

“Arapora” (2013) Andre Mehmari, Francois Morin
André Mehmari (Piano, Voice, Electric Bass, Electric Guitar and Synth) François Morin (Drums)

Arapora
André Mehmari

2014-12-07
アンドレ メマ
フランソワ モラン





 André Mehmari、フランス人ドラマーFrancois MorinとのDuoアルバム。
 この二人が参加している“Naissance” (2012) François Morinは最高のブラジリアンジャズフュージョンでしたが、本作は少々色合いが異なります。 
 ピアノとドラムを中心に、さまざまな楽器をオーバーダビングするスタイル。
 いつも明るく優しい音の人ですが、本作は少し強めの質感、少し深刻なムードも漂うAndré Mehmari。
 即興から出来上がった曲中心、実験的な色合いが無きにしも非ず、ですが、どの曲もメロディは明確で抽象的な印象はありません。
 いつもの柔らかな質感はそのまま、少しマイナーチューン、思索的な展開が多いイメージ。
 即興中心だけに、意外な展開もちらほら、Jobimのカバーも原曲が解体された演奏。
 その辺り、また、的確にピアノに反応するスタイルのドラムのビート感の強さを含めてジャズ的でもあるし、この作品の妙なのでしょう。
 なお、最終曲はKeith Jarrett、あの”The Köln Concert”の最終ブロックのカバー。
 オリジナルは言わずもがなの素晴らしい演奏。
 本作はオリジナルよりも長尺、おもちゃ箱をひっくり返したような演奏・・・さて・・・聞いてみてください。




posted by H.A.
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