“Personalities” (2011) Fabian Almazan
Fabian Almazan (piano)
Linda Oh (bass) Henry Cole (drum)
Fabian Almazan (piano)
Linda Oh (bass) Henry Cole (drum)
ファビアン アルマザン
キューバ出身のピアニストFabian Almazanのピアノトリオ+ストリングスによる少し変わった質感のジャズ。
基本はピアノトリオでヨーロッパっぽいジャズなのですが、強烈な緊張感と、エレクトロニクス、ストリングスの使い方が斬新。
ピアノトリオだけでも相当に濃口系なのだけども、数曲で入る怖いぐらいに緊張感の高い音使いのエレクトロニクスとストリングスが煽る。
結果、プログレッシブロックに近い質感。ドラム、ベースのリズムが、ジャズ色が強いので何とかバランスを保っている感じ。
甘いメロディのバラードもなぜか怖い。
狂気が入り混じるような質感。
でもアバンギャルドになり過ぎているかと言えばそうでもなく、微妙なバランス感覚。
オリジナルの楽曲自体はマイナー系、哀愁系が中心でいい感じのメロディ。
何曲かは普通っぽいいい感じのピアノトリオジャズ演奏があるのですが、エレクトロニクス、ストリングス交じりの強烈な演奏に意識が行ってしまいます。
全体を漂う緊張感は好みが分かれそうな感じではあるけど、新しい質感のジャズではあります。
Fabian Almazanのピアノ、出自からしてラテンっぽいかと思いきや、その色合いは薄く、どちらかと言えばヨーロッパ系の香り。
タメを効かせた漂うような音の置き方等々、何か特別な感覚がありそう。
ドラム、ベースも激しく動くタイプ、一級品の演奏。
深刻系を聞きたくなった時にちょうどいいアルバム。
posted by H.A.
基本はピアノトリオでヨーロッパっぽいジャズなのですが、強烈な緊張感と、エレクトロニクス、ストリングスの使い方が斬新。
ピアノトリオだけでも相当に濃口系なのだけども、数曲で入る怖いぐらいに緊張感の高い音使いのエレクトロニクスとストリングスが煽る。
結果、プログレッシブロックに近い質感。ドラム、ベースのリズムが、ジャズ色が強いので何とかバランスを保っている感じ。
甘いメロディのバラードもなぜか怖い。
狂気が入り混じるような質感。
でもアバンギャルドになり過ぎているかと言えばそうでもなく、微妙なバランス感覚。
オリジナルの楽曲自体はマイナー系、哀愁系が中心でいい感じのメロディ。
何曲かは普通っぽいいい感じのピアノトリオジャズ演奏があるのですが、エレクトロニクス、ストリングス交じりの強烈な演奏に意識が行ってしまいます。
全体を漂う緊張感は好みが分かれそうな感じではあるけど、新しい質感のジャズではあります。
Fabian Almazanのピアノ、出自からしてラテンっぽいかと思いきや、その色合いは薄く、どちらかと言えばヨーロッパ系の香り。
タメを効かせた漂うような音の置き方等々、何か特別な感覚がありそう。
ドラム、ベースも激しく動くタイプ、一級品の演奏。
深刻系を聞きたくなった時にちょうどいいアルバム。