Chico Pinheiro (guitar, vocal)
Fábio Torres, Tiago Costa (Piano) Marcelo Mariano, Paulo Paulelli (Bass) Edu Ribeiro, Erivelton Silva (Drums) Armando Marçal (Percussion) Swami Jr. (Guitar) Proveta (Clarinet) Teco Cardoso (Flute, Baritone sax) Chico César, Ed Motta, Lenine, Luciana Alves, Maria Rita (Vacals)
シコ ピニエロ
このアルバムがデビュー作だったのでしょうか?
とにかく素敵なアルバム、ミュージシャン。
ボサノバではなく、いわゆるMPB、ブラジリアンポップス。
曲作り、編曲がものすごくいい感じ。
もちろん全編ブラジルテイストで、リズムはボッサが中心、メロディは哀愁系、自身を含めたボーカル陣も伝統のウイスパー系が中心なのだけど、なぜか現代的、都会的でクールな質感。
ストリングスなども絡めつつ、曲ごとにいろんなミュージシャンを集めてどの曲もいい感じのアレンジ。
かといって作り込みすぎる訳では無く、適度なテンションとゆるさがちょうどいいバランス。
しっとりしたバラードから、ボサノバ、グルーブの強いベースラインがカッコいいブラジリアンフュージョンまで多彩な構成。
でも一貫性は感じられるし、この人独特の色合いが常に流れています。
さらにギターが上手い。ガットギターはもちろん、エレキギターも。
インプロビゼーションではあまり沢山のスペースは取らないのだけども、クリーントーンで何とも言えない雰囲気、疾走感のあるフレーズを連発。
ブラジル系独特のノリのよさはそのままに、テンション高め、クールな質感で個性的。
これまたカッコいい現代的都会的ブラジリアンミュージック。“