吉祥寺JazzSyndicate

 吉祥寺ジャズシンジケートは、東京、吉祥寺の某Barに集まるJazzファンのゆるーいコミュニティです。  コンテンポラリーJazzを中心に、音楽、アート、アニメ、カフェ、バー、面白グッズ、などなど、わがままに、気まぐれに、無責任に発信します。

2014年10月

【Disc Review】 “Blow by Blow” (1975) Jeff Beck

“Blow by Blow” (1975) Jeff Beck
Jeff Beck (guitar)
Max Middleton (Keyboard) Phil Chen (bass) Richard Bailey (drum)
 
Blow By Blow
Jeff Beck
Epic Records
2001-03-28
ジェフ ベック



 先のHerbie Hancock 、Actual Proof、You tubeでのベースTal Wilkenfeldで思い出して。
 ギターが好きな人でJeff Beckを嫌う人には出会ったことがありません。
 私も「ギター殺人者の凱旋」のシュールな邦題のLPレコード、なぜか内袋?についていた二曲の楽譜を見ながらコピーしたクチ。
 ロックもいろいろ聞いたけど、結局これが一番好きなアルバムの一つ。
 今聞き直してみても、ものすごくカッコいい。
 弾むようなファンキーさ、グルーブ感、完璧なアレンジ、ギターソロ。
 古くはなっていないなあ。
 あの時代のロックやフュージョンとは一味違う。
 バンド全体の雰囲気はロックっぽくもソウルっぽくもあるけど何か特別な質感。
 重々しくないのよね。
 特にこのアルバムは。
 ギターはさておいたとしても、リズムの作り方に惹かれるのか、フェンダーローズをはじめとしたキーボードの使い方に惹かれているのか。
 歌物でも同メンバーの二期Jeff Beck Groupが一番好きだったしね。
 近年のライブにも行ったけど、やっぱりこれが一番いいかな。
 後のアルバムと比べても異質。ロック度が低くてしなやかな質感。
 ジャズ中心に聞いている今でも、この種の重くなくて、グルーブ感、疾走感があり、浮遊感もあり、ちょっと翳りがある質感を求めているんだろうなあ。
 約40年前、Pat Methenyのデビューと同時期ね。
 知らなかった・・・

※近年のライブ。このアルバムとはちょっと雰囲気が違うか。御大は見た目もギターも変わりませんが。

posted by H.A.

【Disc Review】 “Flood” (1975) Herbie Hancock

“Flood” (1975) Herbie Hancock
Herbie Hancock (piano)
Bennie Maupin ( Sax,Flute etc ) Paul Jackson (Bass) Mike Clark (drum) Bill Summers (Percussion) Blackbyrd Mcknight (guitar)

Flood
Herbie Hancock
Wounded Bird
2014-09-23
ハービー ハンコック

 御大Herbie Hancockさん、Headhunters?の東京でのライブ録音。
 ポーランドのピアニストMarcin Wasilewskiが最新作でカバーしていたActual Proof。
 Electric Herbieが中心ですが、あのMaiden Voyageから、エレクトリックでポップな曲まで、この御仁のいろんなカッコよさがギュッと詰め込まれた一枚。
 冒頭、Maiden Voyageは、アコースティックピアノのソロではじまり、終盤にフルートとファンキーになりそうでなりきらないエレキベースが参入、どうなるのかな?と思っていると、いきなりドファンキーな名曲Actual Proofがはじまります。
 この微妙で唐突な切り替わりがカッコいいことこの上なし。
 ベースがノリノリで凄まじいグルーブ感。
 さらに長いピアノソロは最初から最後までぶっ飛び疾走しまくりで痛快そのもの。
 こりゃ、凄いです。
 アコースティックピアノは冒頭2曲で終わり、以降、エレピ系を中心にHeadhuntersの人気曲が続きますが、ポップというより過激にファンキー。
 全編エレキベースが跳ねまくり、その上をエレピ、Saxが縦横無尽。
 わかりやすくてカッコいいあの時代のJazz Funk。
 今聞いてももちろんカッコいい。

※こちらは近年の演奏。ベースは近年のJeff Beckバンドの人だなあ。


posted by H.A.

【Disc Review】 “Paseo de los Castanos” (2007) Tomatito

“Paseo de los Castanos” (2007) Tomatito
Tomatito (Guitar) and Others

Paseo De Los Castanos
Tomtito
Universal I.S.
2003-02-25
トマティート




 フラメンコギタリストTometito。
 Michel Camiroとの共演は知っていたけど、このアルバムにはGeorge Benson (Guitar)との共演曲を収録。
 フラメンコ特有の汗臭さが薄まり、強烈な哀愁感を残しつつも都会的なクールなムード。
 そしてとてつもない疾走感。




posted by H.A.

【Disc Review】“Continuum” (1983) Rainer Brüninghaus

“Continuum” (1983) Rainer Brüninghaus
Rainer Brüninghaus (piano, synthesizer)
Markus Stockhausen (trumpets, fluegelhorn) Fredy Studer (drums)

Continuum
Rainer Bruninghaus
Ecm Records
2001-02-27


 前作“Freigeweht” (1980)では宇宙的浮遊感の音楽だったRainer Brüninghaus。
 同じような編成ですが、本作の空気感は地上です。
 不思議なもので、ビートが微妙にはっきりしているから?
 構成が複雑だから?
 ピアノがはっきりとフィーチャーされているから?
 何故かはわかりませんが、これまた心地よい音楽であることは変わりません。
 緊張感があるけども、美しく優しいピアノ。
 浮遊感のある、しなやかな音楽。




posted by H.A.

【Disc Review】“Freigeweht” (1980) Rainer Brüninghaus

“Freigeweht” (1980) Rainer Brüninghaus
Rainer Brüninghaus (piano, synthesizer)
Kenny Wheeler (flugelhorn) Jon Christensen (drums) Brynjar Hoff (oboe, English horn)
 
Freigeweht
Rainer Bruninghaus
ECM Records
2000-04-04





 ベーシストEberhard WeberやサックスJan Garbarekの諸作品でカッコいいピアノを弾いていた人。
 ベースレス、ホーン入りの変則トリオ。
 近未来の香りとクラシックの香りが混在する、クールな質感のコンテンポラリージャズ。
 シンセサイザーが作る未来的、宇宙的空気の中を、ピアノ、ドラム、ホーンが泳ぐ。
 なるほど、ベースレスならではの浮遊感。
 あの凄いピアノを派手に弾く場面は少なく、ホーン、ドラムと均等なバランス。
 でも、やはりこの人のピアノは只者では無い。
 低速時のタメと、高速時の加速感のバランスがいいのでしょうか。
 クラシックの香りも併せて、上品かつ疾走感、情緒感のある演奏。
 サラリとしていて、ベタつかない美しさ。
 緊張感は低くないけども、厳しくはなく、あくまで優しいピアノ。
 サポートメンバーの好演奏も手伝って、終始、上品なグルーブ感、昂揚感がある音楽。
 スペースシャトル、もう一回地球を周回しましょうか、ってな感じの、静かで美しく平穏、だけども昂揚感、微妙な緊張感がある音。
 心地いいピアノ、心地いい音楽。


※ピアノだけでもカッコいい・・・

posted by H.A.
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