“Playground” (2007) Manu Katché
Manu Katche (drum)
Mathias Eick (trumpet) Trygve Seim (tenor, soprano sax) Marcin Wasilewski (piano) Slawomir Kurkiewicz (bass) David Torn (guitar)
マヌ カッチェ
若手ドラマー、Manu Katché、ECM第二作。
前作のベテラン・オールスター・ホーン陣に代わって、同世代のメンバー。
寂寥感が強めの音。
あまり深刻にならないムードは前作同様、サラリとした寂寥感。
決して熱くなることはなく淡々と進む演奏。強烈なビートもなければ、派手なインプロビゼーションも無い。
淡々と刻まれる8ビート、乾いたスネアと静かに宙を舞うシンバルの音。静かに響くピアノ。力みのないホーンのアンサンブル。
このクールさ、さり気なさがかえって凄みを感じさせる音。
4曲目ぐらいから少し音量は上がり、ポップさも加わりますが、それでもクールな質感。
それにしても寂寥感の漂ういい曲ばかり、奇をてらわない、個々の楽器の音が生きる上質なアレンジ。
決して広くはないインプロビゼーションスペースでは、コンパクトながらツボを押さえた素晴らしい演奏。
これまた、これ見よがしで派手な感じではないことが凄みに。
これ、凄いアルバム、宝物を見つけたのかもしれない。
posted by H.A.
Manu Katche (drum)
Mathias Eick (trumpet) Trygve Seim (tenor, soprano sax) Marcin Wasilewski (piano) Slawomir Kurkiewicz (bass) David Torn (guitar)
マヌ カッチェ
若手ドラマー、Manu Katché、ECM第二作。
前作のベテラン・オールスター・ホーン陣に代わって、同世代のメンバー。
寂寥感が強めの音。
あまり深刻にならないムードは前作同様、サラリとした寂寥感。
決して熱くなることはなく淡々と進む演奏。強烈なビートもなければ、派手なインプロビゼーションも無い。
淡々と刻まれる8ビート、乾いたスネアと静かに宙を舞うシンバルの音。静かに響くピアノ。力みのないホーンのアンサンブル。
このクールさ、さり気なさがかえって凄みを感じさせる音。
4曲目ぐらいから少し音量は上がり、ポップさも加わりますが、それでもクールな質感。
それにしても寂寥感の漂ういい曲ばかり、奇をてらわない、個々の楽器の音が生きる上質なアレンジ。
決して広くはないインプロビゼーションスペースでは、コンパクトながらツボを押さえた素晴らしい演奏。
これまた、これ見よがしで派手な感じではないことが凄みに。
これ、凄いアルバム、宝物を見つけたのかもしれない。
